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CTで子どものがん危険増 国際チームが疫学調査
【ワシントン共同】子どものころにコンピューター断層撮影(CT)検査を2~3回受けると、脳腫瘍になるリスクが3倍になるとの疫学調査結果を英ニューカッスル大などの国際チームがまとめ、7日付の英医学誌ランセットに発表した。5~10回のCTで白血病になるリスクも3倍になるという。

共同通信社  6月8日(金)
 チームは「CTは迅速で正確な診断に優れ、短期的な利益が長期的な危険性を上回る場合が多い。しかし、1回の被ばく線量はできるだけ低くし、別の診断法がある場合はそちらを選ぶべきだ」と訴えている。

 チームは、1985~2002年の間に英国でCT検査を受けた22歳未満の約18万人を調査。85~08年にかけて、135人が脳腫瘍と、74人が白血病と診断されたことが判明した。

 CTによって受けた被ばく線量を推定して、がんになるリスクを検討した結果、頭部への照射2~3回で脳腫瘍になるリスクが3倍になり、5~10回で白血病のリスクが3倍になることが分かった。いずれのがんも、もともとの発症率が低いため、過剰な心配はいらないとしている。

 CT検査は通常のエックス線検査に比べて浴びる放射線の量が多いが、診断機器としての価値は高く、使用回数は世界各国で増えているという。


  基本的なことではあるが、検査による情報取得の有益性が、被曝によるリスクを上回るときにのみ、レントゲン検査を行うというのは、従来からの常識である。しかしながら、日本でも健康保険で比較的安価に検査を行えることから、安易に撮影が行われることもあるようである。

 当院でも、ようやく3Dレントゲン(いわゆる歯科用CT)の導入が決まり、より安全性の高い治療を目指し、研鑽を重ねる次第である。